一つは、サナギからかえろうと頑張ったのですが、力尽きてしまい、サナギのからを付けたまま命を終えた蝉の死骸。
もう一つは、サナギからかえって、体液でまさに今、羽を伸ばしきった蝉。
九年近くを土の中で生活し、夏と共に、土からでて、サナギになって、羽化して飛び立ち、一週間の間に相手を見つけ、子孫を残して、この世から旅立っていく。
蝉の一生については、いろんなお考えがあるでしょうが、
同じように幼虫から成長し、サナギにまで成っても、成虫になれるものとなれないもの。いのちには差はないのですが、何処かで、何かが働いていのちおえるものと成虫になるもの。
無情です。
情のないところで、いのちは営まれています。
お子さんやお孫さんと、土のあるところを歩いて、いのちの営みを見つめ、いのちについてお話しください。
いのちは学校では教えられませんので。
どうぞ、今こそ、いのちを子どもたちに教えてあげてください。お願いします。