和尚のブログ

2018-6-7

一人の力は小さいけれどー集まればオーケストラ

ふとした切っ掛けで、シリアにいる人とアフガニスタンにいる人にチャットをすることになりました。丁度、入院中の私にとって、夕方の黄昏れていた時間をその人たちと文字のやりとりするにはお互い、都合が良かったのです。
とはいえ、相手は爆弾や弾丸が何時飛んでくるか分からない不安の中で、私とやりとりしているのですから、緊張感はあります。
勿論英語です。しかし、今は、翻訳ソフトが有るので、助かります。とは言っても、表現には限界があるので、簡単で的確な表現になるように注意を払いますが。
シリアの人はテント生活で食事もまともにとれていないので、「晩ご飯食べましたか?」という相手からの質問にも余り詳しく話してしまうと、「今日はまだ、水しか飲んでいない。」なんて答えが返ってくると、返す言葉を失います。
アフガニスタンの人は軍関係者なので、状況の質問をすると支障があるようで、返事が返ってこなかったり、話題を変えられます。
相手の状況を想像しながらのやりとりです。
このチャットのやりとりの時間は、日本という平和なところで、いかに自分が守られて生活しているかを思い知らされる時間です。
シリアの人は、ジハード(自爆テロ)を思っている様子なので、やめるようにいっていました。「あなたが生きて、再びシリアが平和になるように祈りをここ日本から捧げるからね」と毎日会話の最後に書いていました。一時は実行を断念した旨を書いていました。でも、ここ三日返事がありません。サイトにアクセスした形跡もありません。多分、実行したのでしょう。
アフガニスタンの人は、先日、テロに遭遇したようですが、間一髪、難を逃れたようです。その人にも最後には、「あなたの命が明日もあり、平和になりますようにと祈りを捧げます。」と書いています。
私にできることはたかだかしれています。折角もらったチャンスでしたが、一人の命は救えませんでした。でも、もう一人の人の命は今もあるようです。
私にできることは祈ることだけです。その祈りを増やすことはできます。どうぞ、あなたも世界が平和になって、一人でも多くの命が救われることを祈ってください。お願いします。一つ一つの力は小さくても、集まれば、大きな力になります。
オーケストラも一つ一つの楽器が集まってできるものです。
少女が一人の帽子にコインを入れたところからこのVPが始まります。
そして、オーケストラとコーラスがどこからともなく現れて、第九が演奏され、みんなで歌われている。
私は感動してして何時も泣きながら見ています。
そして、今日も戦争で飢餓で苦しんでいる人に祈りを捧げます。
あなたもお願いしますね。

 

 

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