和尚のブログ

2013-5-14

今月の言葉

「春植えざれば、秋実らず。」(ことわざ)
今月の言葉は、ことわざです。類語に「蒔かぬ種は生えぬ」「打たぬ鐘は鳴らぬ」があります。春に苗を植えなければ、花も実もなるはずなどなく、秋に収穫があるはずもありません。当たり前のことですが、どうしても、結果だけを求めがちな現在、今一度考えて頂きたくこの言葉を選びました。
私はこの聖寶寺に入山して、23年という月日が流れました。仏教が栄えるように、寺にお参りに来られる方が増えるようにと色々種をまき、苗を植えてきたつもりでしたが、なかなか実ってきません。あきらめかけていたとき、二人の方と仏縁をえることができました。そして、ホームページを一新、人形供養・ペット供養を今まで以上に力をいれて行うこととなりました。まだまだ、御縁がありませんが、人形供養は、ぼちぼち御縁があり、今日も一組供養をさせていただきました。一つ実ができました。
 原因がなければ結果は生まれてきません。働かなければ実を得られるはずがありません。どうぞ、あきらめないで、種をまき、苗を植え続けてください。私も、仏様の教えという種を蒔き続けます。そして、皆さんに仏様の教えが届き、幸せを感じていただけるよう精進いたします。「春植えざれば、秋実らず」です。

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