先日、ウサギさんの葬儀をさせていただきました。
葬儀が終わり、火葬をするために火葬炉にウサギさんを持って行き、納めると、飼い主さんは、いろいろとウサギさんとの思い出話をしてくれました。6歳で仏さんになったウサギさん。うさぎとしては、平均寿命のようです。とは言っても、飼い主さんにとって、別れは辛いものです。
火葬炉に収めて、点火しようとしたとき、飼い主さんは、「つけるのなら、あちらに行きます。」といわれて庭の方に行かれました。
収骨の時にも、ウサギさんとのエピソードを聞かせていただきました。本当に可愛がっておられたことがヒシヒシと感じました。
お骨を納骨堂に納めて、最後のお勤めをしました。
すべてが終わり、お骨を納骨堂に納めてはと、お勧めしましたが、今日は持ち帰るとおっしゃるので、お骨を持って、車までお送りしました。
車の助手席にお骨箱を置かれたので、シートベルトをするように勧めました。何でという顔をされたので、「だって、急に止まって、転けたら大変ですよ。」というと、ハッとされました。
合掌して、お見送りをしたとき、飼い主さんが、「お世話になって、ありがとうございました。」と何度も何度もいわれながら、深々と頭を下げられました。
合掌しながら、その車を見送ったとき、何か心地良い風が私の身体を吹き抜けました。
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