和尚のブログ

2017-4-27

親の子供のころ

KIMG0253

私は葬儀の前には必ずご家族にインタビューをします。つまり、亡くなった方の歴史を聞かせて頂いております。何故なら、故人の人柄や人生を聞かせて頂いて、故人のイメージつかんで、戒名つけさせて頂いたり、引導法語に故人の生涯を入れているからです。
故人の子どもさんから聞くことがほとんどなのですが、親が子どもの頃ってあったのかと思わず驚かれる方が多いです。
でも、想像も踏まえて、親の子どもの頃を口にされて思わず、笑みがほころびます。日頃間が手もいなかった親の子ども時代を想像して。
いつしか、悲しみの中からも親の偉大さを感じてもらえるひとときです。
別れは辛いです。でもいつか訪れます。
その時、坊さんとして、その辛さを少しでも和らげるお手伝い出来ないか。いつも考えていました。

最近確信しました。
故人の在りし日の事を聞いていくことがひとつのことだと。

ちなみにこの写真に若し頃の父親がかわいい子供として写っています。
右側の女性の横に立っている子どもです。

今の父親からは想像もつきませんでした。
でも、誰でも子どもの頃があるのですよね。
さてどこにいるでしょうか?

 

お問い合わせは

お電話: